BAPE×Vans「Knu Skool」にカモ柄の新作

スケートボード文化からスタートしたVansと、日本を代表するストリートウェアブランドBAPEのコラボレーションが、新たな一章を迎える。2026年7月にリリース予定のBAPE×Vans Knu Skool「Camo Black」は、両ブランドが長年築き上げた関係性を示す作品として注目を集めている。

Knu Skoolというモデルの立場

Vansのスニーカーラインには数多くのアイコン的モデルが存在するが、Knu Skoolはここ数年、スケーター以外のユーザーからも支持を得ているシルエットだ。Old SkoolやSkate Halfcabといった往年の傑作と比べると後発だが、その独特な形状はストリートファッションの現在地を反映している。Vansのデザイン部門が意図した機能性と美学のバランスが、多くのコラボレーションの対象として選ばれ続けている理由となっている。

BAPEとVansの協業の歴史

BAPEは1990年代の東京で生まれたブランドで、迷彩柄やサルエルパンツといった特徴的なデザイン要素を確立した。創業者の人物観やビジョンが、世界的なストリートウェアムーブメントに影響を与えたことは間違いない。Vansとの協力は、古くから存在していた両ブランドのユーザー層の重なりから自然発生的に形成されてきた。カジュアルなスニーカーの領域において、BAPEの大胆なカラーパレットとVansの汎用性の高い靴型を組み合わせることで、独自の美学が生まれている。

「Camo Black」の位置づけ

今回のColorway「Camo Black」は、BAPEを象徴する迷彩プリント(通称カモ柄)をKnu Skoolに落とし込んだもの。黒をベーストーンにした配色は、ストリート系から高級カジュアルまで幅広いスタイリングに応答する。BAPEのアーカイブをひもとくと、迷彩はシーズンを問わず登場し続けている文脈の中での展開であり、新奇さと継続性の両立を目指したものと言える。Vansのスケートシューズとしての基本構造は保持されつつ、Tシャツやジャケットでお馴染みのBAPEの美学がフットウェアに翻訳されている。

日本市場での見通し

国内においてBAPEとVansのコラボレーション作品は、リリース直後から入手困難になることがほとんどだ。特にカモ柄は歴史的にはBAPEを代表するプリントであり、スニーカーコレクターの関心は高い。一次流通での確保が難しい場合、二次流通市場では定価の1.5倍から2倍の価格帯で取引される傾向にある。ストリートファッション系の店舗やVansの直営店、BAPEの旗艦店での販売が予想されるが、在庫数は限定される可能性が高い。投資目線では、ブランド力の強さとモデルの汎用性から、時間経過による価値の下落が比較的緩やかなアイテムとなる見込みだ。発売前からの情報キャッチが、確保の第一歩となる。