A BATHING APEとVansの新たなコラボレーション

A BATHING APE(アベイシングエイプ)とVansがコラボレーションモデル「Knu Skool」を2026年7月にリリースする。カラーウェイは「Camo Green」。両ブランドは過去にも複数回コラボを手がけており、今回はVansの定番シルエットであるKnu Skoolをベースにしての展開となる。

Knu Skoolは2010年代後半にVansが復刻させたローカットスニーカーで、1970年代の軽量シューズをオマージュしたモデルだ。スケートボードカルチャーの文脈では必ずしも最前線のシューズではないが、スリムなシルエットと歴史的な背景が評価され、リリース後は継続的に流通している。A BATHING APEがこのモデルを選択したのは、シンプルなベースキャンバスにブランドの特性を表現できるプラットフォームとしての価値を見出したからに他ならない。

カモパターンとA BATHING APEのシグネチャー

「Camo Green」という色名が示す通り、このコラボレーションはA BATHING APEの代名詞であるカモフラージュパターンをKnu Skoolに落とし込む。同ブランドは1993年の創立以来、迷彩柄を独自にアレンジした「APE CAMO」を展開し続けており、ストリートウェアの文脈では最も認識度の高いパターンの一つとなっている。グリーン系統での展開は、原点のカモフラージュが持つ視覚的な落ち着きを引き出す色選びである。

シューズへのカモ柄の配置方法や、ブランドロゴがどの部位に配置されるかといった詳細は現段階では開示されていない。ただKnu Skoolというシンプルなボリューム感のシューズだからこそ、大きなパターンプリントよりも局所的なアプリケーションが施されている可能性が高い。同ブランドは過去のスニーカーコラボでもアッパーのサイドパネルや舌タグ周辺に柄を集中させる傾向を示している。

Vansとのコラボレーション履歴

VansはA BATHING APEとの協業を複数回経験している。スケートブランドとしてのVansは1966年創立で、DC ShoesやEtnieと並ぶ老舗メーカーだ。ファッションブランドとのコラボレーションに対してもオープンな姿勢を保ち、2000年代以降は様々なクリエイターやレーベルとの連携を重ねている。A BATHING APEのような日本のストリートウェアブランドとの組み合わせは、欧米でのVansの認知度拡張にも寄与している。

今回2026年7月というタイミングでの発表は、初夏から夏にかけてのシーズンを見越した企画だ。カモフラージュパターンのグリーンは季節感と相性が良く、半袖やショートパンツとの組み合わせでの活用を想定した色選択といえる。

日本市場での見通し

国内ではA BATHING APEとVansのコラボレーションモデルは常に高い需要を集める。特にカモパターンを軸にしたシューズは、既存のApple StoreやFragment Design、NEIGHBORHOOD主導のコラボモデルと比較しても入手難易度が高い傾向にある。2026年7月のリリース時点での小売定価は不明だが、国内正規店での販売を仮定した場合、初期流通での二次流通価格は定価の1.5倍から2倍の水準に落ち着くケースが多い。

日本市場ではVansのプレミアムコラボレーションライン全般が、リリース直後24時間以内に大手セレクトショップから完売する傾向を示している。投資目線では、カモパターンというA BATHING APEの核となるエレメントを用いた設計であることから、年単位での価値維持の見通しは明るい。ただし供給量がカテゴリー内での標準的な規模であれば、投機的な値上がりよりも保有資産としての安定性が優先されるモデルになるだろう。事前の情報開示や購入方法の詳細が日本国内メディアで報じられれば、さらに初期需要が集中する可能性がある。