チューダーのダイバーズウォッチの名作「ブラックベイ(Black Bay)」ファミリーに、新たな個性を持つモデルが加わった。2017年にリリースされた「ブラックベイ クロノ(Black Bay Chrono)」は、ダイバーズウォッチとしての伝統的な要素を備えながらも、レーシングウォッチの美学を融合させた異色の存在として登場し、時計愛好家の間で議論を呼んだ。

ダイバーズとレーサーの融合という挑戦

ブラックベイ クロノは、チューダーのシグネチャーともいえるスノーフレイク針を採用し、確かなダイビング機能と堅牢な防水性を備えている。しかし同時にタキメーター機能を搭載するなど、レーシング時計の要素を大胆に取り込んでいる。この異なる2つのDNAを持つ腕時計は、従来のダイバーズウォッチの概念を拡張する試みとして捉えられ、保守的なコレクターから革新を求めるファンまで、幅広い反応を生み出した。

新しいムーブメント開発への扉

今回報じられているのは、このブラックベイ クロノの成功が、チューダーのマニュファクチュール「AMT(Tudual Manufacture)」の新しいムーブメントファミリー開発へとつながったということ。自社製造するキャリバーの多様化は、同ブランドの技術力と意匠の自由度を高め、今後のモデル展開の可能性を大きく広げることになる。ダイバーズとクロノグラフの統合という大胆な実験が、次世代の時計設計に影響を与えていく様子を示唆している。

チューダーの技術革新が新しい時計文化を創造していく。

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