高級時計小売の名門ウォッチズ・オブ・スイスランド(Watches of Switzerland)が過去最高の売上を記録しました。2026年度の営業成績で、グループ全体の売上が18億3000万ポンド(約2800億円)に達し、当初の業績予想を上回る好成績を収めたと報じられています。

この英国を代表する時計・ジュエリー小売企業の躍進は、ラグジュアリーウォッチ市場全体の堅調な需要を反映しています。特にロレックス(Rolex)やオメガ(Omega)といった高級ブランドの人気が根強く、世界中の時計愛好家からの需要が継続している状況が見えます。日本市場でも高級時計への投資熱が冷めず、限定モデルへの入手難が続く中、この好調ぶりは象徴的な結果といえるでしょう。

オムニチャネル戦略が奏功

ウォッチズ・オブ・スイスランドの成功の背景には、店舗とオンラインを融合させたオムニチャネル戦略があります。伝統的な実店舗での顧客体験と、デジタルプラットフォームの利便性を組み合わせることで、幅広い顧客層を取り込んでいる状況が報じられています。特に20〜40代の富裕層が、オンラインで情報収集しながら店舗で実物を確認する購買行動が増加しており、この企業モデルが極めて有効に機能しています。

市場拡大への期待

記録的な売上達成は、プレミアムウォッチ市場の継続的な拡大を示唆しています。経済的な不確実性が続く中でも、時計は資産価値を持つ投資商品として認識されており、特にスポーツウォッチやダイバーズウォッチなどの実用性とステータスを兼ね備えた製品への関心が高まっています。日本の消費者にとっても、時計選びはファッションアイテムから資産形成ツールへとシフトしつつあり、今後もこの市場成長は継続すると予想されます。

ウォッチズ・オブ・スイスランドの好業績は、グローバルな高級時計市場の旺盛な需要を如実に物語っています。

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