東京の時計職人集団クロノ トウキョウ(Kurono Tokyo)が、創立5周年を記念した特別なモデル「孔雀石(くじゃくいし)」を発表した。このモデルの最大の特徴は、ダイアル(文字盤)に使用された孔雀石という天然鉱物だ。深い青緑色に独特の縞模様を持つこの石は、古くから装飾品として珍重されてきた素材である。
天然鉱物が映し出す時間の美しさ
孔雀石ダイアルは、単なる意匠ではなく、機械時計の本質を引き出すための選択肢だとクロノ トウキョウは考えている。時計の針の動きを背景に、自然が作り出した色彩のグラデーションが浮かび上がる設計は、佇まいの美しさを重視する高級時計の伝統に通じている。各ピースの石目が異なるため、手にする一本ごとに唯一無二の表情を持つとされています。ケースはステンレススティール製で、クロノ トウキョウが得意とするシンプルで洗練された形状が保たれている。
日本の時計文化における新たな挑戦
クロノ トウキョウは独立系の時計ブランドとして、既成の概念に縛られない作品づくりで知られている。孔雀石という素材の選択は、限定的な資源だからこそ価値があるという考え方を示しており、ラグジュアリー時計市場において個性を求める層への強いメッセージとなっているのだ。アニバーサリーモデルとしての特別感と、時計愛好家の期待が交差する注目作だ。
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