時間旅行をテーマにした新作時計がホルティンリッヒスウォッチズ(Holthinrichs Watches)から登場しました。その名も「ラボシリーズ1(Lab Series 1)」。レトロフューチャリズム(懐古的未来主義)という独特の美学を体現した作品が、腕時計の世界に新たな表現をもたらしています。
1970年代へのオマージュと未来的デザインの融合
ラボシリーズ1は、1970年代のスペースエイジデザインと最新のホルロジー技術を組み合わせた意欲的な一本です。ダイアルには幾何学模様とグラデーション処理が施され、往年のSF映画に登場するような視覚的インパクトを放っています。ケースはステンレススティール製で、ベゼルに施されたディープレリーフ加工がレトロな雰囲気を強調しつつも、現代的な精度と耐久性を兼ね備えた設計となっています。懐かしさと先進性のバランスが巧みに表現されていると評価されています。
機械式時計としての本質を貫く設計思想
内部には自動巻きムーブメント(automatic movement)が搭載され、フューシェ機構(Fusée mechanism)など古典的な時計製造技術が織り交ぜられています。この選択こそが、本作の「レトロフューチャリズム」の真髄。単なる外観のレトロ化ではなく、時計師の手による本格的なホルロジーの表現として機能しているのです。視認性の高いアラビア数字インデックスと大型のアワーハンド(hour hand)により、SF的な世界観を保ちながらも日常使いの実用性も備えています。
限定製造による希少性と相まって、テクノロジーと伝統工芸の共存を求めるコレクターから注目を集める一本です。
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