ドイツの独立時計メーカー・セルテン(Selten)が満を持して発表した「M1ムーンフェイズ(M1 Moonphase)」は、ミニマルなデザイン哲学と実用的な機能性を両立させた注目の新作です。シンプルなフェイスデザインを得意とするブランドが、複雑機構であるムーンフェイズ(月齢表示機能)にどう向き合ったかが、このモデルの最大の見どころとなっています。

極限までそぎ落とされた表情

M1ムーンフェイズの最大の特徴は、ムーンフェイズ機構を備えながらもダイアルに一切の装飾を排除した設計です。従来のムーンフェイズウォッチでは、月の満ち欠けを表示するための窓が目立つ存在でしたが、セルテンはこれを視覚的階層の最下部に配置。時間表示とのバランスを徹底的に追求したとされています。素材選定から配色まで、引き算の美学が貫かれており、40代の上質志向層からの支持が予想されます。

精密性と耐久性の融合

ムーンフェイズ機構という複雑機構を搭載しながら、日常使用の耐久性も確保した設計が評価されています。風防やケース素材にも上質な部材が採用されており、長期的な使用を想定した仕上がりです。高級時計初心者から愛好家まで、幅広い層のニーズに応える完成度の高い一本として位置付けられています。

セルテンのミニマリズムが、複雑機構とどう調和するかを体現した傑作として注視する価値があります。

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