アルミン・シュトローム(Armin Strom)が音の共鳴現象を巧みに表現した新作「ミニッツリピーター レゾナンス 12:59 ファーストエディション」(Minute Repeater Resonance 12:59 First Edition)を発表しました。スイスの独立系時計メーカーとして知られるアルミン・シュトロームが、機械式時計の最高峰である分・刻限報知機構の新しい解釈に挑戦した意欲作です。

響き渡る機構、響き渡る美学

ミニッツリピーター(分報知機構)は、ボタンを押すと複数の音色で現在時刻を知らせる、時計製作の最難関技術として知られています。アルミン・シュトロームが今回注目したのは、複数の音が共鳴し合う現象です。従来の報知機構では各音を独立させていましたが、この新作では異なる周波数の音が干渉し、時を告げる瞬間に豊かな倍音が生まれる仕組みになっているとされています。ケースサイドに透視窓を設けることで、内部の報知機構の複雑な動作を視覚的に楽しむことも可能です。

限定性と職人技の結晶

ファーストエディション(初版限定)という位置づけから、この傑作は極めて限られた本数のみの製造となります。ダイヤルには12時59分を示すインデックスが配置され、時計の名前そのものが文字盤に刻み込まれた美学的統一感を持つとされています。機械式時計の魅力である音と動きと美しさが融合した、アルミン・シュトロームの次世代スタンダードを象徴する一本です。

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