ナイキSBがスケートボーディングの原点に戻った一足

ナイキSBのラインナップにブレイザーが帰ってきた。今回登場したのは「コースタル ブルー」と名付けられたカラーウェイで、海を連想させる青みを帯びたトーンで仕上げられた一足だ。ナイキ SB ブレイザーはもともと1970年代にバスケットボールシューズとして誕生したブレイザーをベースに、スケートボーディング向けに再解釈したモデルとして知られる。アンクル周りのパディングを厚くし、ソールのグリップ性を高めた設計はスケーターからの支持を長年にわたって集めてきた歴史がある。

「コースタル ブルー」というカラーが持つ文脈

ナイキSBのカラーネーミングにはしばしば地域やカルチャーとの結びつきが込められている。「コースタル ブルー」という名称は西海岸のビーチカルチャーやスケートシーンとの親和性を感じさせるもので、ナイキSBが長年育ててきたカリフォルニア発のスケートカルチャーとの接点が自然に浮かぶ。ブレイザーのシルエット自体がスリムでクリーンなため、ブルー系のカラーとの相性はよく、スニーカーとして単体でストリートスタイルに取り入れやすい一足に仕上がっている。

ブレイザーがSBラインに根付いた背景

ナイキがSBラインを本格的に立ち上げたのは2002年のことで、スケートボーディング専用のフットウェアラインとして展開を開始した。初期からダンクSBが話題を集めたが、ブレイザーもSBラインの中でコンスタントにリリースされてきたモデルのひとつだ。ロートップからミッドカットまで複数のシルエットが存在し、スケーターとスニーカーコレクターの両方に向けてリリースが続いている。コレクタブルなコラボレーションモデルもこれまでに多数展開されており、ブレイザーはSBラインの中でも安定した存在感を持つモデルといえる。

日本市場での見通し

国内ではナイキSBのモデルはスニーカーショップやナイキの公式オンラインチャンネルを通じて流通するが、人気カラーウェイは初動で完売するケースが多く、二次流通に回る量は限られる傾向にある。ナイキSB ブレイザーの定番カラーウェイは国内定価が税込1万円台後半から2万円台前後で設定されることが多く、二次流通ではカラーやサイズ展開によって定価の1.2倍から1.5倍程度で取引されることがある。「コースタル ブルー」のようなシーズン感のある配色は夏に向けた需要が高まりやすく、発売直後に入手しておくのが賢明だ。投資目線でみると、コラボ無しの単体カラーウェイは大きなプレミアムは付きにくいが、限定数量での展開であれば国内希少サイズの価値は上がりやすい。スニーカー好きなら普段履きの一足として実用的に選ぶのが、このモデルとの正しい付き合い方といえる。