| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 機構名 | FHH Academy |
| 組織 | The Foundation Haute Horlogerie |
| パートナー | Gemological Institute of America |
| 発表日 | 2026年9月17日 |
| 内容 | アカデミー拡張・提携 |
| カテゴリ | 高級腕時計教育 |
高級腕時計産業の教育機関として知られるThe Foundation Haute Horlogerie(以下FHH)が、FHH Academyの拡張に向けてGemological Institute of America(GIA)との提携を発表した。この協業により、時計製造の知識体系がさらに充実することになる。
宝石鑑定のプロフェッショナルを迎える背景
FHH Academyは、時計師や愛好家向けの教育プログラムを運営してきた。高級腕時計、特にドレスウォッチやクラシカルモデルには、ダイヤモンドやサファイア、その他貴石がセッティングされることが多い。こうした装飾品質の鑑定や選別は、時計製造において重要な工程だ。GIAは宝石学における国際的な権威機関であり、今回の提携によってアカデミーが提供するカリキュラムに専門的な知見が組み込まれることになる。
カリキュラムの実質的な充実
これまでのFHH Academyでは、時計の組立や調整、機械式ムーブメントの理論といった基礎から応用までを扱ってきた。GIAとの連携により、セッティング石の品質評価、産地判定、処理の有無の判別といった宝石学的専門知識が体系的に学べるようになる。特にハイエンドな時計においてはケースやベゼルの装飾に高品質な宝石が使われるため、その価値判定能力は時計鑑定士に必須のスキルとなっている。
日本市場での見通し
日本国内では、オーデマ・ピゲやヴァシュロン・コンスタンタン、カルティエといったジュエリーウォッチの需要が根強い。こうしたモデルの買取や売却時には、石の真正性が査定額に直結する。国内でもFHH関連の教育機会への関心は高く、特にコレクターや投資家層では自身の保有品の価値評価能力を高める動きが続いている。GIAの知見が日本市場にも波及すれば、査定基準の透明性向上につながる可能性がある。時計教育の高度化に伴い、正確な知識を備えた鑑定士の需要も増すと見られ、業界全体の信頼性強化に寄与するだろう。