BILLY’sが手がける2種類のSamba Deconとは
東京・原宿を拠点とするセレクトショップBILLY'sが、adidas Originalsとのコラボレーションによるサンバ・デコン(Samba Decon)の別注カラーウェイを2型用意していることが明らかになった。BILLY'sはスニーカーカルチャーに根ざしたショップとして国内外のブランドとのコラボレーション実績を持ち、adidas Originalsとも継続的な関係を築いてきた。今回はそのラインの延長として、Samba Deconという比較的新しいシルエットに独自の解釈を加えた2色展開を準備している。
Samba Deconというモデルの位置づけ
Samba DeconはadidasのロングセラーであるSambaをベースに、アッパーの構造やディテールを再解釈したモデルだ。オリジナルのSambaは1950年代にインドア・サッカーシューズとして誕生し、その後スケートボードカルチャーやストリートシーンに浸透した。Deconという名称が示すように、従来の構造をほぐすような処理やアッパーのレイヤリングに特徴がある。クラシックなT字トゥキャップのシルエットを継承しながら、素材やパーツの組み合わせに現代的なアレンジを加えている点が通常のSambaとの違いになる。
BILLY’sが別注を手がける意味
BILLY'sはカジュアルからハイファッションまでを横断するセレクトを得意とし、スニーカーにおいても単なる販売にとどまらず商品開発の段階から関わるコラボレーションを多数リリースしてきた。adidasとの取り組みも複数あり、国内のスニーカーコレクターにとって信頼度の高いソースとして認知されている。今回の2カラーウェイという展開は、1つのモデルに対して異なるカラーストーリーを同時に提示するという形式であり、コレクター目線では双方を手に入れてセットで保有する動機につながりやすい構成でもある。
日本市場での見通し
BILLY'sの別注スニーカーは発売直後に完売するケースが多く、店頭・オンラインともに競争率が高い。adidasのSambaシリーズは過去数年にわたって国内外で安定した需要を保っており、二次流通市場でも定価を上回る価格で取引されるモデルが多い。BILLY's別注というラベルが加わることで、二次流通での価格は定価の1.2倍から1.5倍程度の水準で推移する傾向にある。投資目線では、2カラーウェイそれぞれの生産数量や発売方法によって希少性が変わるため、抽選販売か先着販売かという点が価格に直接影響する。国内でのリリースが原宿店とオンラインストアに限定される形になれば、地方在住のコレクターにとって入手ハードルはさらに上がる。発売情報の解禁と同時に動くことが、定価での入手において最重要になる。