Slam JamとAir Jordan 8、初のビジュアルが公開
イタリア・フェラーラを拠点とするセレクトショップ兼レーベル、Slam Jamが手がけるAir Jordan 8のコラボレーションモデルのファーストルックが公開された。Slam Jamは1989年の創業以来、ストリートカルチャーと実験的なデザインを掛け合わせた独自のアプローチで、ナイキやコンバース、アンブロなど数々のブランドとコラボレーションを重ねてきた。その審美眼の高さから、ヨーロッパのストリートシーンにおいて一目置かれる存在として知られている。
Air Jordan 8というモデルの立ち位置
Air Jordan 8はマイケル・ジョーダンが1992〜93シーズンに着用したモデルで、アシンメトリーな交差レースシステムが外見上の最大の特徴だ。Jordan Brandのラインナップのなかでも比較的ボリューム感のあるシルエットを持ち、コラボレーションの素材として過去にも多くのブランドが採用してきた。バスケットボールシューズとしての機能的な構造がそのまま残っているため、スニーカーコレクターの間ではシルエットの完成度を評価する声が多い。Slam Jamがこのモデルを選んだのは、独自の解釈を加えやすい余白が十分にあるからでもある。
Slam Jamが過去のコラボで示してきた手法
Slam Jamは過去のコラボレーションでも、カラーパレットの脱構築や素材の意外な組み合わせを得意としてきた。例えばナイキとのプロジェクトでは、モノクロームを基調としながらも素材の質感で表情を出す手法をとったり、ブランドのグラフィックをあえて目立たせない処理を施すなど、主張を抑えたなかに意図を込めるスタイルを貫いている。今回のAir Jordan 8においても、そうしたブランドの姿勢がデザインに反映されているのが、公開されたビジュアルからも読み取れる。
日本市場での見通し
Slam Jamのコラボレーションは国内での正規流通が限られる傾向にあり、入手できるチャンネルは国内取扱いのあるセレクトショップのオンラインか、海外からの個人輸入が中心になる。二次流通市場では、Slam Jamが関わった過去のナイキコラボが定価の1.5倍から2倍前後で取引されるケースが多く、Air Jordan 8というモデルの知名度がさらにプレミアムを押し上げる要因になる。国内の入手難易度は高く、リリース直後に確保できなかった場合はメルカリやYahoo!オークションで割高な価格を受け入れざるを得ない状況が続く。投資目線で見れば、Slam Jamのコラボは長期保有より短期での売却に向いた銘柄で、リリース直後の1〜2週間が最も高値で動く傾向にある。