フィリー発、ローカルカラーをまとったAF1
ナイキが「フィラデルフィア」をテーマにしたエア フォース 1 07 ロー SEのオフィシャルルックを公開した。エア フォース 1は1982年にブルース・キルゴアによってデザインされ、バスケットボールシューズとして誕生した一足だ。その後、ニューヨークのハーレムやブロンクスを中心にストリートカルチャーへと浸透し、現在もナイキを代表するシルエットとして世界中のコレクターに支持されている。今回の「フィラデルフィア」は、アメリカ東海岸の都市文化をカラーウェイやディテールに落とし込んだSEラインの一作として位置づけられている。
フィラデルフィアのシティカラーをまとったデザイン
フィラデルフィアといえば、NFLのイーグルスやNBAの76ersを擁するスポーツ都市として知られ、アメリカ独立宣言ゆかりの歴史的背景も持つ。エア フォース 1のシティエディションは、こうした地元のアイコンや配色にインスパイアされたカラーリングを採用するのが定番の手法だ。SEという品番はスペシャルエディションを意味し、通常のラインナップとは異なる素材使いやカラーブロッキングが施されることが多い。今回のフィラデルフィア版も、その都市固有のイメージを反映したカラーパレットで仕上げられており、地元ファンのみならず全米のスニーカーコレクターにとっても注目の一足となっている。
AF1 SEラインが持つコレクターズアイテムとしての立ち位置
エア フォース 1のSEラインは、定番モデルのシルエットをベースにしながら、地域・文化・コラボレーションなどの切り口でバリエーションを展開する枠組みとして機能している。過去にはシカゴやロサンゼルスなど各都市をテーマにした作例があり、それぞれが一定の希少性を保ちながら二次流通市場でも取引されてきた経緯がある。エア フォース 1自体の生産量が多いため、コラボモデルや限定SEと比べると流通量が確保されているケースも多いが、シティエディションはローカルな販売チャネルを中心に展開されることもあり、地域外での入手難易度が上がる場合もある。
日本市場での見通し
日本国内においてエア フォース 1のシティテーマ系SEは、ナイキ公式オンラインストアやセレクトショップ経由での展開が中心となる傾向がある。過去の類似モデルの国内二次流通価格は定価から1.2倍から1.5倍程度の範囲で推移しており、完売後にスニーカーフリーカーやSTOCKXといったプラットフォームでも取引が確認されている。投資目線では短期転売よりも中長期保有に向いており、フィラデルフィアという都市のスポーツ文化やアメリカン・ヒストリーへの関心が高いコレクター層に需要が集まる傾向にある。日本での入手を狙うなら、ナイキのSNNKRSアプリへの事前登録と発売日当日の即時エントリーが現実的な手段となる。