スウォッチ(Swatch)とオーデマ ピゲ(Audemars Piguet)のコラボレーション時計が、転売市場で急騰している。定価350ポンド(日本円で約6万5000円)の「ロイヤル ポップ(Royal Pop)」が、フリッパー(flipper:転売目的の購入者)により1500ポンド(同約28万円)以上の値段で広告されている状況が明らかになった。わずか数ヶ月で4倍以上の価格に跳ね上がるという異例の事態だ。
転売市場での異常な高騰
このモデルは高級時計の代表格であるオーデマ ピゲが、廉価ブランドのスウォッチと組んだ話題のコラボレーション作品だ。予想外の人気により、発売直後から品薄状態が続いている。フリッパーたちはSNSやオンラインマーケットプレイスで、定価の4倍以上の値段で販売を試みており、転売市場の過熱ぶりが顕著だ。本来の消費者が定価での購入を難しくされている実態が浮き彫りになっている。
ハイエンド時計市場への影響
このような転売の加速は、スニーカーやストリートファッションで既に見られた現象がハイエンド時計業界にも広がったことを示唆している。限定供給による希少性と、ブランド間のコラボレーションへの需要が相まって、投機的な購入が相次いでいるのだ。メーカー側もこうした二次流通市場の価格上昇を把握しており、業界全体の構造的な課題として注視されている。
転売市場の統制と正規流通の確保が、ハイエンド時計業界における重要な課題となりつつある。
関連動画