デニソン(Dennison)と コレクタビリティ(Collectability)の コラボレーションが、昨年のアルディ(ALD)とのコレクションに続いて再び実現する。デザイナーのエマニュエル・ゲット(Emmanuel Gueit)とパテック・フィリップ(Patek Philippe)のスペシャリストであるジョン・リアドン(John Reardon)が手がけた新作は、これまでにない非対称なデザインを特徴とした4つのモデルで構成されている。
革新的な文字盤デザインの追求
今回のオブリーク(Oblique)コレクションでは、二つの異なるアプローチが提示されている。オブリーク・エニグマ(Oblique Enigma)は、昨年のアルディ限定版と同様にステップド・ダイアル(段付き文字盤)を採用。その段状の構造が光を複雑に反射させ、時間を読む際に奥行きのある視覚体験をもたらす。一方、オブリーク・ベクトル(Oblique Vector)はサンバースト・ダイアル(放射状の光沢加工文字盤)を基調としながらも、繊細なプリント加工を施することで、より洗練された表情を実現している。この掛け合いにより、同じコレクション内でありながら異なるキャラクターを備えた選択肢が生まれた。
コレクター心をくすぐる設計の工夫
デニソンのコレクティビリティ・シリーズは、腕時計愛好家が「今から集め始めるなら選びたい」逸品として企画されている。ゲットとリアドンという異なる視点を持つ二人の協働により、単なる限定版ではなく、デザイン的な深みと技術的な完成度を兼ね備えた作品に仕上がっている。複数モデルをラインアップすることで、コレクターは自らの美学に応じて組み合わせる楽しみを得ることができる。
昨年からの継続性を保ちながらも、より進化した美学を示したこのコラボレーションは、ハイエンドな腕時計市場における重要なマイルストーンとなるだろう。