NBAのジャレン・ブルンソン、チームメイトからGMT-マスターIIを贈呈される

ニューヨーク・ニックスのガードであるジャレン・ブルンソンが、ロレックスのGMT-マスターIIを身につけている。このモデルは、チームメイトからの贈り物だという。GMT-マスターIIは1955年にロレックスが発表した、パイロットウォッチの伝統を継ぐスポーツモデルで、24時間表示の回転ベゼルを備え、複数のタイムゾーンを同時に管理できる構造が特徴だ。

ブルンソンが受け取ったのは「ブルース・ウェイン」という愛称を持つバージョンで、これはロレックスの製品ラインナップに存在する特定の色合いを指すニックネーム。ロレックスのコレクターたちの間では、映画のバットマンの主人公の名から着想した呼び方が定着している。GMT-マスターIIはプロのアスリートからビジネスマンまで幅広い層に愛用され、スポーツ選手のちょっとした成功祝いや感謝の品として選ばれることも珍しくない。

チームメイトからのギフトという背景には、NBA内での選手間の絆や、贅沢品を贈り合う文化があるということが見えてくる。ロレックスのスポーツモデルは、機能性と知名度の高さから、こうした人間関係を示すアイテムとしても機能している。高級時計を身につけることは、プロアスリートのステータス表現の一部でもあり、ブルンソンのような主力選手が着用することで、さらに関心が集まるサイクルが生まれている。

GMT-マスターIIの市場での位置づけ

GMT-マスターIIはロレックスの中でも常に供給不足が続くモデルのひとつだ。定価は日本円で約200万円以上であり、定価で購入するには専売店での信頼関係構築や長期の待機が必要。二次流通市場では定価を大きく上回る価格で取引され、人気色やレアな仕様は300万円を超えることも珍しくない。スポーツを趣味とするコレクターから実務的に時計を求めるビジネスパーソンまで、購入希望者の層が厚いため、需要が供給を常に上回る状況が続いている。

ブルンソンが着用した「ブルース・ウェイン」色のGMT-マスターIIは、深く落ち着いた色合いが特徴で、フォーマルからカジュアルまで様々な装いに対応する汎用性が高い。防水性能も100メートルあり、日常の激しい運動やスポーツシーンでも使用に耐える堅牢性を備えている。こうした実用的な側面と、ロレックスというブランドの知名度が組み合わさることで、単なる計時機器ではなく、ステータスとしての価値を持つ時計になっている。

日本市場での見通し

国内の二次流通市場では、GMT-マスターIIの相場は購入希望者の需要の高さを反映して250万円から350万円の幅で推移している。「ブルース・ウェイン」色のバージョンは比較的人気が高く、流通量が限定されるため、特に国内での入手難易度は高い状況にある。専売店での店頭価格からの乖離幅も大きく、定価で手に入れることは困難で、ほぼ二次流通経由での入手になるのが実態だ。

投資視点では、ロレックスのGMT-マスターIIはここ10年で安定した価値保持を示しており、むしろ定価の上昇に伴って相場も緩やかに上昇している。NBAプレイヤーという知名度の高い人物が着用することで、モデル全体への関心がさらに喚起される傾向にある。国内コレクターも購入を志向する者が多く、特に色物の新規流入は限定的なため、将来的な価値下落の心配は比較的少ない。ただし過度な投機狙いは避け、時計としての実用性と美しさで選ぶことが、長期保有にはふさわしい考え方だ。