ロレックス(Rolex)の人気モデル「ペプシ」の相場が、もはや常軌を逸した水準に達しているという。このGMT-マスター II(GMT-Master II)の赤青ベゼルモデルは、正規販売価格の数倍で取引される状況が常態化しており、リセラー(転売業者)による価格吊り上げが問題化している。
投機的な買い占めが加速させた相場高騰
ペプシは時計の中でも特に高い需要を持つモデルだが、近年の価格上昇は投機的な動きに左右されている傾向が強まっている。正規ルートでの入手が困難になるにつれ、セカンダリーマーケット(中古市場)での価格設定は完全に需給バランスを無視した状態だ。リセラーたちは市場心理を巧みに利用し、希少性を理由に過度な利幅を確保しているとされています。
スニーカーの転売市場で既に確立された手法が、高級時計業界にも浸透してきた形だ。かつて時計愛好家の間で取引される中古相場は、ある程度の理性に基づいていたが、その均衡が崩壊しつつある。
純粋なコレクターの選択肢が限定される現状
こうした状況は、実際にペプシを着用・所有したいコレクターたちを置き去りにしている。正規販売店での購入抽選は競争率が高く、セカンダリーマーケットは法外な価格で満ちている。結果として、時計の本質的な価値とは無関係な金銭的障壁が生まれているのだ。
ロレックスはこの問題に対して、供給量の増加や正規流通の強化を進める必要があるとされています。ファッションやコレクター業界全体で、転売による市場歪みが続けば、ブランド本来の価値感が揺らぐ可能性も高まるだろう。
希少性と投機的需要の間で揺らぐ、高級時計市場の歪みが問われている。
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