パルミジャーニ・フルリエ(Parmigiani Fleurier)が、創業30周年を記念して『カリヨン・トゥールビヨン(Carillon Tourbillon)』を発表しました。同ブランドの歴史は時計の修復・復元から始まった特異なバックグラウンドを持っており、この新作はその原点への敬意を示す傑作として位置づけられています。
19世紀の傑作を現代に再現
創業者ミシェル・パルミジャーニが数十年前に蘇らせた19世紀初頭の時計にインスピレーションを得た本作は、ミニッツリピーター(分報告機構)の傑作です。4本の蛇行するゴング(gong)を備え、複雑な繰り返し機構が露出したデザインとなっており、時間を音で報告するという古典的で優雅な機能美が際立っています。同時に搭載されるトゥールビヨン(tourbillon)は、精度を追求する時計師の執念を感じさせます。
コンパクトな設計に詰め込まれた技術
直径41.6ミリ、厚さ12.6ミリというコンパクトなケースながら、12日間のパワーリザーブ(power reserve)を実現した点が驚異的です。小さなボディに高度な機構を凝縮させるには、設計と製造の両面で卓越した技術が求められます。パルミジャーニならではの職人技が、このわずかなスペースに複数の複雑機構を共存させることに成功しました。
時計の価値を計る物差しが多様化する現代だからこそ、本質的な機械式時計の魅力を追求する企業の姿勢は貴重です。
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