スイスの時計製造において革新の象徴とされるMB&F(マキシミリアン・ブッサー&フレンズ)が、アイコニックなモデル「LMパーペチュアル」に待望のカラーバリエーションを投入しました。これまでの無彩色系に加えて、鮮やかなカラードジェムズ(宝石)をケースやダイアルに配した新作は、時計愛好家の間で大きな注目を集めています。
建築的美学に彩りが加わる瞬間
LMパーペチュアル(永遠の月という意味)は、MB&Fを代表するコレクションであり、その複雑な機構と独創的なデザインで知られています。今回導入されたカラードジェムズは、従来のモノクロームな表現から一歩踏み出し、時計本体に動的な視覚効果をもたらします。ルビーやサファイア、エメラルドといった高級宝石が戦略的に配置されることで、複雑時計特有の立体的な機械美と華やかさが融合しています。スイスの時計職人によるハンドクラフト技術と宝石加工の融合が、このモデルの真価を引き出しているとされています。
限定性と収集価値の再定義
コレクターにとって注視すべきは、各カラーバリエーションがどの程度の限定数で供給されるかという点です。MB&Fはこれまで、希少性と品質維持のバランスを慎重に取ってきた企業です。カラードジェムズ仕様の投入により、従来のLMパーペチュアルオーナーの資産価値にも影響を与える可能性があります。一方で、新しい美学提案として既存ユーザーからの支持も受けていると考えられており、マニュファクチャー時計における革新と伝統の緊張関係が象徴的に表現されたコレクションとなっています。
MB&Fの新作は、高級時計市場におけるジェンダーレスで大胆な色彩表現の潮流を象徴するものです。
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