項目 内容
モデル名 Tourbillon of Tourbillons、Resonance
ブランド Antoine Preziuso
発売日 未定
価格 未定
国内販売 未定
リセール相場 不明
カテゴリ 高級腕時計

トゥールビヨンの極致を目指す独立時計師

アントワーヌ・プレジューソは、複雑機構の魅力を探り続ける独立時計師として知られている。2026年9月のニュースで同氏が新作「Tourbillon of Tourbillons」と「Resonance」を発表したことが報じられた。これらのモデルは、時計製造における彼のこれまでの思考の延長線上にある作品。トゥールビヨン機構という、時計の精度を高めるための複雑な装置に対して、プレジューソがどのようにアプローチしているかを知る上で注目すべきニュースとなっている。

時計業界において、トゥールビヨン機構は18世紀にジャン・アントワーヌ・レポーテによって発明された歴史的な技術である。プレジューソのような独立時計師が複数のトゥールビヨン機構を組み合わせる設計に取り組むことは、単なる技術的な贅沢ではなく、精度向上という目的と機械美学の両立を意図したものになる。

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音響共鳴による新たな方向性

「Resonance」というモデル名が示すとおり、このニューチャプターでプレジューソが取り組んでいるのは、機械式時計における音響的な側面の探求である。機械式時計は精密な音を発生させる装置だが、その音響特性を時計の設計に組み込むことは、独立時計師による実験的な領域である。

音響共鳴を時計設計に取り入れることは、ケースの素材選択、内部部品の配置、そして振動するパーツの相互作用に直結する。プレジューソの作品がこの方向を示すことで、高級時計市場における新しい評価軸が生まれる可能性もある。複数のトゥールビヨンと共鳴システムの組み合わせは、従来の複雑時計とは異なるアプローチであり、コレクター間での関心が集まるところである。

独立時計師による新章

プレジューソは大手メゾンの枠に収まらない独立時計師であり、彼のアトリエでの製作活動は本来的にニッチなものである。今回の「Tourbillon of Tourbillons」と「Resonance」は、独立時計製造における新しい章を切り開く作品として位置付けられている。

大量生産を前提としない制作姿勢だからこそ実現できる、複雑機構の造形と音響特性への執着がこれらのモデルに詰め込まれている。プレジューソの顧客層は、既存のラグジュアリーブランドでは得られない時計体験を求める層であり、今回の発表はそうしたコレクターの期待と合致したものになる。

日本市場での見通し

独立時計師の作品は国内でも収集家の間で高い評価を得ている。プレジューソの時計は流通量が限定的であり、日本国内での入手難易度は相応に高い。既に彼の過去作は100万円を超える価格帯で取引されることが多く、新作の「Tourbillon of Tourbillons」と「Resonance」も同等かそれ以上の価格になることは明白である。

投資視点では、独立時計師による限定作品は長期的な価値保有性が強い傾向にある。特にトゥールビヨンという技術的な高さと、音響共鳴という新しい概念を組み合わせたこれらのモデルは、時計市場における技術系コレクター層から注目が集まる見込みが強い。国内での正規販売ルートは限定的であり、二次市場における相場形成までに時間がかかることが予想される。