エアジョーダン1ロウの新作が、上質さで差をつける
ナイキのジョーダンラインから、エアジョーダン1ロウの特別版が登場した。このモデルの特徴は、素材の質感にある。ヘッドラインで「Plush」と表現されているように、柔らかく高級感のある仕上がりになっている。エアジョーダン1ロウは、オリジナルのエアジョーダン1をベースに、アンクル部分を低くした日常使いしやすいシルエットで知られているモデルだ。
エアジョーダン1は、1985年にピーター・ムーア設計で初登場した。当時、ナイキはマイケル・ジョーダンをシューズ契約選手として迎え、彼の活動を支えるために開発した。その後、このシルエットはバスケットボールシューズの枠を超え、ストリートファッション、スニーカーコレクターの間で最高峰のモデルとして認識されるようになった。エアジョーダン1ロウは1985年から存在するバリエーションで、高さを抑えることで、より多くの服装との合わせやすさを実現している。
素材の上質さが際立つ特別仕様
今回の特別版が強調する「プラッシュ」な質感というのは、おそらくスエード、ベルベット、モコモコとした起毛素材など、手触りが柔らかく見た目に温かみのある素材の選択を意味している。通常のエアジョーダン1ロウでも複数の素材を組み合わせることはあるが、この特別版では全体的にそうした上質素材をより多用しているのだろう。スニーカーコレクターにとって、素材感の違いは履き心地だけでなく、見た目の高級感、経年変化の魅力度にも直結する要素だ。ナイキがこの点を前面に出すのは、単なる配色の新作ではなく、プロダクトレベルでの進化を打ち出したいという意図が読み取れる。
エアジョーダン1ロウが選ばれ続ける理由
ハイカットのエアジョーダン1は、その圧倒的な存在感とスタイルで、スニーカーのアイコンとして機能する。一方、ロウカットは異なる役割を果たしている。30代40代のビジネスカジュアルやアウトドアミックススタイルに取り入れやすく、足首の見せ方によってコーディネートの幅が広がるためだ。また、ハイカットに比べて在庫がやや安定しており、手に入れやすい傾向にもある。ナイキは1990年代から2000年代を通じて、エアジョーダン1ロウの色数や素材バリエーションを増やしてきた。カジュアルからモード寄りまで、多くの消費者層へのアプローチを可能にしている。
日本市場での見通し
国内におけるエアジョーダン1ロウの二次流通価格は、定番配色で1万2000円から1万8000円程度の相場で取引されている。素材が上質な特別版では、発売直後は定価前後からやや高めで動く傾向にある。エアジョーダン1ロウは、ハイカット版ほどではないにせよ、一定の人気があるため入手難易度は中程度だ。国内のスニーカー専門店やオンラインプラットフォームでの取扱いも安定している。投資目線では、希少な配色や限定版でない限り、価値の大幅な上昇は見込みにくいが、基本的な人気が下がりにくいモデルのため、装備品としての実用性と組み合わせると、中長期的には堅い選択肢となる。