Christopher WardがThe Dial Artistとコラボ、新モデル「The Twelve Xander」を発表
Christopher Wardとダイアルアーティストの協業によって誕生したのが「The Twelve Xander」だ。スイスの時計メーカーとして知られるChristopher Wardは、これまで個性的なダイアルデザインで注目を集めてきたブランドであり、今回の協業はその設計思想をさらに推し進める取り組みとなっている。
The Dial Artistは独立したダイアルデザイナーとして、カスタムダイアルの制作で知られている。手作業によるペイント技法や特殊な加工を施したダイアルは、多くの時計愛好家から支持を受けており、時計業界でも一目置かれた存在だ。Christopher Wardがこのアーティストを選んだ背景には、自社製品のビジュアルアイデンティティをさらに高める狙いがある。
ダイアルデザインの新しい可能性
The Twelve Xanderの最大の特徴は、ダイアルに施されたアーティスティックな仕上げにある。The Dial Artistの手による細部の表現は、機械式時計における視覚的なインパクトを大きく左右する要素だ。Christopher Wardの既存モデルラインアップと比較しても、このモデルのダイアルは明らかに異なるアプローチを採用している。
時計の顔となるダイアル面が、どの程度のテクスチャーや色彩を備えているかは、着用者の印象を大きく変える。The Dial Artistとの協業を通じて、Christopher Wardは既成概念を超えたダイアル表現に挑戦している。このプロセスは、一般的な量産モデルとは異なる制作手法を伴うことが通例だ。
コラボレーション時計の市場における立ち位置
独立したデザイナーやアーティストとの協業は、時計業界において近年活発化している動きだ。大手ブランドが行う単純なライセンス展開とは異なり、実際の制作プロセスにアーティストが介入するケースは限定的である。Christopher Wardがこうした形式を選んだ理由は、ブランドのポジショニングに関係している。
同社は比較的手頃な価格帯で個性的なデザインを提供してきた。今回の協業は、その方針を維持しながらも、より高い制作レベルを実現する試みと言える。The Twelve Xanderは、職人技と工業製品のバランスを求めるコレクター層に訴求する設計となっている。
日本市場での見通し
Christopher Wardは日本国内での認知度が徐々に高まっているブランドだ。既存モデルの国内二次流通相場は、モデルによって5万円台から15万円程度で推移している。The Twelve Xanderのような限定性を備えたコラボレーション商品は、入手難易度が高くなる傾向にある。
日本のコレクター層はダイアルの個性を重視する購買層が多く、The Dial Artistの名義が関わる作品は特別視される。海外での先行発表から国内での供給開始までの期間が長いケースが多いため、早期の情報収集と直営店での問い合わせが重要になる。投資目線では、限定的なアーティストコラボレーション商品は二次市場での値上がり余地があり、注視する価値がある。