DOEがニューバランス2010に持ち込んだ陰陽の世界観
韓国ソウルを拠点とするセレクトショップ・DOEが、ニューバランスの2010をベースにした別注モデルを展開した。DOEはストリートとカルチャーを横断するセレクションで知られ、アジア圏のスニーカーシーンでも存在感を放つショップだ。今回のコラボレーションのテーマに選ばれたのが「陰陽(Yin-Yang)」というコンセプトで、東洋思想に根ざした対極の共存という考え方をシューズのデザインに落とし込んでいる。
ニューバランス2010は厚底のランニングシューズをベースとしたモデルで、ゴツめのソールユニットとオーバーレイを組み合わせたシルエットが特徴だ。2000年代のテクニカルなランニングシューズを参照しつつ、現代のライフスタイルユースに向けて再解釈されたラインに位置している。DOEはこの2010のアッパーやカラーリングに陰陽のモチーフを反映させることで、東洋的な美意識とスポーツシューズの機能的なフォルムを一枚のシューズ上で融合させた。
陰陽デザインをシューズに落とし込む手法
陰陽のシンボルが持つ白と黒の対比は、スニーカーのデザインとの相性がよい。光と影、昼と夜、動と静といった対極の要素を一足のシューズで表現するには、アッパーの左右非対称なカラーリングや、素材の切り替えによる対比が有効な手段になる。DOEはこうしたアプローチをデザインの中心に据え、ニューバランス2010の持つ複雑なパネル構造を活かしながら、陰陽のグラフィックを単なる表面的なプリントに終わらせない構成を目指した。DOEがこれまで手がけてきたコラボレーションでも、コンセプトをシューズの造形に直接結びつける姿勢は一貫している。
DOEとニューバランスの関係性
DOEはこれまでにもニューバランスとの協業を重ねており、アジアのセレクトショップとしてニューバランスのコラボレーションパートナーとして認知されてきた実績がある。ニューバランス自体も近年、世界各地のショップやデザイナーとの別注モデルを積極的に展開しており、550や574、1906Rといったモデルが各コラボレーターの手によって多様な表情を見せてきた。2010というモデルチョイスは、厚底ランニング系のシルエットが引き続き注目を集める中でのタイミングとも重なる。
日本市場での見通し
DOEの別注ニューバランスはこれまでも日本国内で高い関心を集め、発売直後に完売するケースが続いてきた。韓国発のセレクトショップによる限定モデルは国内での正規流通が限られるため、ZOZOや国内フリマアプリでの二次流通価格は定価の1.5倍から2倍前後で推移する傾向にある。特にニューバランスのコラボレーションモデルはスニーカー投資家からの注目度が高く、発売直後の価格上昇が顕著だ。入手を狙うなら、DOEの公式オンラインストアへのアクセスが現実的な選択肢となる。日本への国際配送に対応しているかどうかを事前に確認した上で、リリース情報を早めにチェックしておくことが重要だ。