ホラー映画が生んだキャラクターがAF1に登場

スクリーム』シリーズに登場するゴーストフェイスは、1996年の第1作公開以来、ホラーカルチャーを象徴するキャラクターとして定着してきた。黒いローブと白い仮面という出で立ちは、映画ファンなら世代を問わず即座に認識できるビジュアルだ。そのゴーストフェイスを題材にしたコラボレーションモデルが、ナイキのエア フォース 1 ローとして公式に姿を現した。エア フォース 1 は1982年にバスケットボールシューズとして誕生し、エアクッショニングをシューズに初めて搭載したモデルとして知られている。ストリートカルチャーとの結びつきは1980年代後半から深まり、以降は無数のコラボモデルが生み出されてきた。

ゴーストフェイスのビジュアルをシューズへ落とし込む手法

エア フォース 1 ローの白いアッパーは、キャラクターのトレードマークである白い仮面を連想させるカラーリングとの相性がよく、ホラー系コラボモデルのベースとして機能しやすい。過去にもハロウィンシーズンに合わせたホラー映画コラボがスニーカー業界で展開されてきており、ポップカルチャーとフットウェアの接点として確立されたアプローチといえる。今回の「ゴーストフェイス」モデルも、キャラクターの象徴的なカラーや意匠をデザインに取り込んでいる。エア フォース 1 ローはソールユニットやシルエットが長年ほぼ変わらない構造を持ち、グラフィックやカラーで個性を表現しやすいプラットフォームとして機能している。

コレクターに支持されるホラーコラボの市場

ホラー映画を題材にしたスニーカーコラボは、スニーカーコレクターと映画ファンという二つの層に同時に刺さるため、二次流通市場での動きが活発になりやすい傾向がある。過去にはジョーダンブランドやナイキが映画・テレビ作品とのコラボを複数展開してきており、そのたびに一定の需要を集めてきた実績がある。ゴーストフェイスはとくにアメリカ国内での認知度が高く、スクリームシリーズは2022年にリブートされてからも新たなファン層を獲得し続けている。こうした現役コンテンツとのコラボは、懐かしさだけでなく現在進行形の話題性を持ち、幅広い購買層を動かす力がある。

日本市場での見通し

日本国内でも、ホラー映画コラボのエア フォース 1 は発売のたびにスニーカーショップやNIKE公式アプリへのアクセスが集中するケースが多く、定価での入手難易度は高い水準にある。ゴーストフェイスのような海外コンテンツをモチーフにしたモデルは、コアなスニーカーコレクターと映画ファン双方が動くため、抽選販売での倍率は相応に上がる。二次流通では、エア フォース 1 ローのコラボモデルが定価の1.5倍から2倍前後で取引されるケースが国内フリマ・スニーカーリセールサイトでは一般的だ。投資目線で見ると、映画コンテンツとのコラボモデルは中長期での価格維持力がテーマ性に左右されやすく、ゴーストフェイスのようにシリーズが継続中のコンテンツは一定の需要を保ちやすい。定価入手を狙うなら、SNKRS アプリの通知設定と国内正規取扱店の情報収集を早めに進めておくことが現実的な対策になる。