マルコ・テデスキ(Marco Tedeschi)が手掛ける新作「MT1.1 トゥールビヨン 7ジュール(MT1.1 Tourbillon 7 Jours)」は、かつてクロススタジオ(Kross Studio)が製造していたモデルの進化系として登場します。独立時計師としてのテデスキのビジョンが詰まった一本となっており、スイス高級時計の世界で注目を集めています。

クロススタジオ時代からの革新

テデスキがクロススタジオと協業していた時代に生まれたモデルをベースに、今回のMT1.1ではケース構造やムーブメント設計が大幅に見直されました。トゥールビヨン(tourbillon)は時計師の最高峰の技術を示す装置であり、重力の影響を最小限に抑えて精度を高めるメカニズムです。この複雑機構をより洗練された形で現代に蘇らせたのが本作とされています。

7日間のパワーリザーブという実用性

MT1.1最大の特徴は、7日間のロングパワーリザーブ(7 Jours)です。通常のトゥールビヨンモデルでは3日程度の動力備蓄が標準的であるため、この仕様は職人の技術的な工夫を示すものとなっています。精密なゼンマイ構造と効率的なギア比の設計により、頻繁な巻き上げなしで一週間以上の継続稼働を実現させました。ストリートファッション好きが愛用する上質な腕時計として、実用面でも大きな説得力を持っています。

独立時計師としてのテデスキの新しい章を象徴する傑作です。

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