マイクロブランド(小規模時計メーカー)の定番戦略が大きく変わり始めている。これまでは廉価なセイコームーブメント(機械式時計の心臓部)をスイスの高級ダイバーズウォッチのデザインで包み、300ドル以下の価格で販売することが成功の鍵だった。しかしスクワーレ(Squale)の「サブ37レジェンド」のような新世代ブランドは、この古いテンプレートから脱却し始めている。
チタンとCOSC認定で本物の高級感を実現
2026年のトレンドは、単なるコストダウン戦略ではなく、実質的な品質向上に軸足が移っている。新作モデルの多くは、軽量で耐久性に優れたチタンケースを採用し、スイスの公式検定機関COSC(クロノメトル・スーパーラティブ)による精度認定を取得している。さらにインハウス(自社製造)レベルの仕上げや、真の防磁性能など、従来はスイスの高級ブランドの専売特許だった機能を備えている。これらは単なるスペック上の数字ではなく、実際の使用感を大きく高める要素となっている。
ビンテージ感とモダン技術の融合
サブ37レジェンドはビンテージダイバーズウォッチのエッセンスを現代的に解釈したデザインが特徴とされている。懐かしさと実用性を兼ね備えた無駄のない顔立ちながら、搭載される技術は最先端である。Instagram(ソーシャルメディア)での見映えだけに頼らず、本当に長く愛用できる相棒として作り込まれていることが、このブランドが注目を集める理由だ。
マイクロブランドの成熟化を象徴する一本である。
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